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レトロジャパン 常滑焼の技を継承する打磁器研究所

Jun 21, 2023

July 30, 2023 (Mainichi Japan)

日本語版

愛知県常滑市にある窯業研究所の建物は見逃せない。外装には紫のグラデーションのモザイクタイル約350万枚が使用されており、そのすべてが地元常滑の芸術を継承するというその目的を誇らしく表明している。陶磁器。

旧市立陶磁器研究センター本館は常滑陶芸の森内にあります。 大きく張り出した屋根の軒やテラス、露出した柱や梁などに日本建築の要素が見られます。

陶磁器会社伊那製陶株式会社(現株式会社リクシル)の創業者で初代常滑市長でもある伊奈長三郎(1890~1980年)は、常滑焼の研究と研修の資金として自社株を市に寄付しました。 1961 年に完成したこの建物は、その寄付の成果の 1 つです。

鉄筋コンクリート造地下1階、地上2階建てです。 設計は日本を代表する近代建築家であり、茶室研究家としても知られる堀口捨己氏。 建物内にはこれらの和室と和室があり、どちらも茶道や華道を通じた陶芸の研究に使用されています。 また、屋根の一部は斜めの庇とガラスブロック窓を複合しており、四方からの光を取り込み、展示室内に柔らかな光を生み出すのが堀口のデザインの特徴の一つとなっている。

研究所では常滑焼の技術と表現を継承しながら新たな価値を創造する研修を続けています。

【名古屋写真班・兵頭幸治】

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この記事の日本語版は、2023 年 7 月 2 日に初公開されました。

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このシリーズでは、往年の日本の建築の驚異と秘密を探ります。 レトロジャパンの記事をもっと読むには、こちらをご覧ください。